静岡県下田市。黒船が来航した場所。人口2万人以下。毎年すごい勢いで減っている。

そんな町の廃倉庫がSquad本社。町の超イケてる建築会社の社長さんが買った廃墟倉庫を間借りさせてもらい、要らない家具や道具などの廃棄物だけで場を作っている。ミラーボール、昭和の家具、高級イタリアンカフェにあるような高価なコーヒー機材など、「それゴミ?」みたいなのもたくさんある。もちろんゴミもたくさんある。

元をたどると、最初はゴミ屋敷。ゴミを捨てたら伽藍洞。そこに少しずつ廃棄家具が届き、ちょっとずつ遊び気分で作っている。そして現在は、こんな感じ

空き物件は、無料のままのほうが広がる

今となっては、この空間に来た人やメディアにこんなことを言われるようになった。「コワーキングや宿泊やカフェなんかをやったらいいのに。何故やらないんですか。もったいない」。それを聞くたびに「それこそ、もったいないじゃん」って思うんだ。

一応言っておくと、コワーキングや宿泊が悪いとはまーったく思わない。むしろそこに想いを持って頑張っている人は尊い。がんばってほしい。やりたいことを実現してほしい。ただ単に僕らSquadは、そこに面白さを見いださなかったというだけ。おバカさんだから単に遊びたかっただけ。

遊ぼうとなると、限界を空間サイズにしたくなかった。例えば宿泊施設にしたら、宿泊できる人数が限界。1泊5,000円・稼働率100%だとして、5,000円×10名×365日=約1800万円。稼働率100%なんてあり得ないから、すごく良くて30%だとすると約500万円。宿泊単価を1万円にしても、約1000万円。年間1000万円がこの土地でのこの空間での限界。

そしてその場合、管理が必要だからランニングコストもかかる。たぶんワンオペではきつい。やっぱり空間サイズを限界にせず、自由な気持ちを無限大にしたかったのだ。おっ、なんかいい言葉な気がしたのでもう一回言う。空間サイズを限界にせず、自由な気持ちを無限大にしたかったのだ。あー、やっぱ、ださい発言だったな。言わなきゃ良かった。

さて。気を取り直して。

とにかく面白い空間にして、面白い人が世界中から集まる場所にするだけにした。でも、たくさん集めるつもりもない。少数でいい。濃いほうがいい。なんなら誰も来なくてもいい。今いる自分たちが楽しんでるから。ほっといてほしいから。

もちろん無料だ。無料だから管理なんて絶対にしない。来てもいいけどすべて自己責任。

そうするとなぜか、面白がる人が来て、その人が周りに面白がって話して、そして広がって。

倉庫がカオスになってくる

これまでに来たことがある人を思い出しながら書いてみると、上場企業社長、近所の3歳児、TIKTOKER、誰もが知る大手企業の経営者たち、通りすがりのお爺さん、県知事、アイドル、地元の高校生、外国人(何カ国来たか分からん)、市長、雨宿りしているおばあちゃん、議員、地元のママさんたち、偶然通りかかった観光客、帰省中の大学生などなど。一定のジャンルが集まるんじゃなくてカオスになっている。

世間体を気にせず、リミッターを外して面白がる人が行き交う。そんな人たちが集まるから何かの化学反応が起きる。それがやがてビジネスにも発展する。面白がってきた大学生が、高市首相が来るイベントの仕事をすることになったり。

空間サイズの限界を無視した結果、倉庫では年間1億円の仕事が動いている。原価なんてほぼ0。あんまりちゃんと計算してないけど、実態はもっと多い(今度調べてみようかなぁ)

空間を限界にせず、リミッターがいかれてしまった人たちで、カオスというワクワクの最大限にする。空間のサイズなんて関係ない。遊び心のサイズは自分次第。そういうカイブツたちがいて、面白がるカイブツが国内外から立ち寄る場所なんです。

興味があったら遊びに来てね。気が向いたら歓迎するよん。

It’s all BS

googleで検索すると、アンティークカフェって書いてあるけど、全部ウソだからね。カフェだと思ってきた人には、近くのセブンイレブンを案内している。セブンのコーヒー、うまいじゃん。高級コーヒーメーカーは動かしたことがない。

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