自らを「いってる高校生」と称する、高校2年生のずあんさん。

吹奏楽部でウッドベースを弾きながら、日本人形に夢中になり、京都の老舗ホテルで働くことを夢見ています。

カイブツラジオの第1号ゲストとして登場した彼女に、その独特の感性と行動力の秘密を聞きました。

「縁の下の力持ち」なウッドベース担当

カイブツくん
カイブツくん
まずは自己紹介をお願いしたいのですが、ずあんさんは部活動で珍しい楽器を弾いているとか

はい、地元の高校の吹奏楽部でウッドベースを弾いています。

チェロに似てるんですけど、チェロよりもさらにデカくて、でも出番は少なくて。

チェロに対してちょっとした劣等感を抱えつつ弾いているウッドベース担当です(笑)。

カイブツくん
カイブツくん
ウッドベースって、あの大きな楽器ですよね。音の響きが渋くてかっこいいイメージですが

サイズだけは立派なんですけど、音は低いからなかなか聞こえにくいんですよ。

でも先生からは、「縁の下の力持ちだね」なんて言われたりして。

そう言われると、ちょっと嬉しいなって思いながらボンボン弾いています。

「怖い」が「愛おしい」に変わった、日本人形への情熱

カイブツくん
カイブツくん
いま、ずあんさんが一番夢中になっているテーマは何ですか

「日本の文化」です。

とく日本人形には、日本の美しさがすべて詰まっていると思っていて、もう恋をしているみたいに夢中なんです。

カイブツくん
カイブツくん
きっかけは何だったんでしょうか

最初は怖かったんです。家に5体くらい日本人形があるんですけど、遊ぶスペースに置いてあって邪魔だなって。

顔を見るのも怖くて布を被せていたくらいでした。

でもある日、ふと「ずっと布を被せっぱなしなのも可哀想だな」と思って、昼間にじっくり見てみたんです。

そうしたら、目がすごく綺麗で、着ている着物も本当に細やかで。

「私、七五三でもこんな良いの着てないのに」って、人形に対して劣等感すら抱いちゃいました(笑)。

そこから親戚の家の人形も観察するようになって、一体一体の個性に気づいて、どんどんのめり込んでいきました。

カイブツくん
カイブツくん
いまは見るだけでなく、「作りたい」という気持ちもあるそうですね

そうなんです。

リカちゃんの服を作るよりも、日本人形のあの細かい髪飾りや着物を作る方が絶対に楽しいだろうなって。

いまは部活や勉強で後回しにしちゃっていますが、いつか自分の手で形にしてみたいと思っています。

京都の老舗で「背筋を伸ばして」働きたい

カイブツくん
カイブツくん
将来の夢についても伺えますか

はい。京都にある、歴史ある庭園を備えた由緒正しいラグジュアリーホテルで働くのが夢です。

海外の富裕層の方が訪れるような場所で、ピシッと背筋を伸ばして働けたらいいな、なんて妄想しています。

カイブツくん
カイブツくん
具体的に気になっている場所があるんですか

「ホテル・ザ・三井・京都」という場所を自分で見つけました。

その土地自体に長い歴史があって、建物も日本の伝統と近代的なスタイルが混ざり合っていて、本当にかっこいいんです。

まだ中に入ったことはないんですけど、ロビーまでは無料で見学できるって聞いたので、今度こっそり見に行こうかなって思っています。

「失敗ってなに?」好奇心が恐怖を超えていく

カイブツくん
カイブツくん
カイブツラジオに第1号ゲストとしてフラッと参加してくれたのも、ずあんさんらしいですよね。不安はなかったんですか

全然。というか、不安よりも好奇心が勝っちゃうんです。とりあえずやってみて、失敗したらしたで「あー楽しかった」と思えばいいかなって。

何もせずに「つまんない人生だな」って思っているより、行動して何かを掴む方がずっと大事だと思うんです。

カイブツくん
カイブツくん
そのポジティブな考え方は、昔からなんですか

実は昔はすごく自己中心的で、力ですべてを解決しようとする「暴君」みたいなタイプだったんです(笑)。

でも、高校で部活に入ったり、日本の文化を学んだりするうちに、「礼儀って大事だな」とか「友達と協力する方が楽しいじゃん」って気づいて。

そこから意識的に自分を「ジョブチェンジ」させました。最近では姉からも「ありがとうとか言えるようになったじゃん」って驚かれています。

カイブツくん
カイブツくん
最後に、一歩踏み出せずにいる同世代へメッセージをお願いします

うわ、重い質問(笑)

でも、そうですね。どっかの偉人が「死ぬこと以外は失敗じゃない」って言ってた気がするんです。誰が言ったかは知らないですけど。

高校生の間はまだ親が責任を持ってくれる部分もあるし、法に触れない範囲で(笑)、どんどん飛び込んでみればいいと思います。「好奇心・素直さ・身軽さ」。

この3つがあれば、人生はもっと面白くなるはずです。

 

取材を終えて

ウッドベースを奏で、日本人形に恋をし、京都の未来を描くずあんさん。

話を聞いていると、「失敗を恐れる」という概念がどこかに吹き飛んでしまうような爽快感がありました。

まさに、これからの時代を軽やかに突き抜けていく「怪物」の卵です。

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